udon_noodles

基本的に誰も得をしない文面

買ってよかった2023

この記事はやまかわアドベントカレンダー Advent Calendar 2023 7日目の記事です。

 

こんにちは、ノレです。読みかたは「のれ」だったり「る」だったりします。
12月現在の名前は「ノレドンヌードウ」です。自分でも訳が分かりません。

なんですかこれわ

現在はりんごぱいというサーバーをメインに、にゃんぷっぷーの絵を描いたり、怪文書を載せたりしています。よろしくお願いします。
そんな私がことし買ってよかったものをズラっと書いていきます。

【優勝】BOSE QuietComfort Ultra Earbuds

今年発売されたノイズキャンセリング機能付きイヤホン「BOSE QuietComfort Ultra Earbuds」。今年一番買ってよかったと思えたアイテムです。優勝。

www.bose.co.jp

街中でこのイヤホンを装着したときの、まわりの騒音がスーッと消えていく体験は何度試しても飽きない気持ちよさ。優勝。

空調の音や、目の前で話している人の声まで聞こえなくなり、別次元の静かな世界に身を置いているかのよう。「デジタル耳栓」の異名は伊達ではありません。

アウェアモード(ノイキャンOFF)にすると、このイヤホンがどれだけ周囲の騒音を遮断していたかに驚かされます。

イヤホンをタップするだけでノイキャンON/OFFを切り替えられるのは楽。

ただ、BOSE製品のノイズキャンセリング機能は非常に強力なので、初めて使う人は違和感を覚えるかもしれません。

「耳の中が真空状態になった感じ」と私は言っているのですが、電車がトンネルに入った際に耳の中がボワ!っとなるあの感覚に近い、独特の圧迫感があります。
この感覚は、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。私にとっては乗り越えるだけの価値があるイヤホンでした。

突発的な音(ドアの開閉音など)は、まれにノイキャンを貫通することがあるので、その時は私が一瞬ビクッ!となります。かわいいね。

 

毛利眞人SPレコード入門―基礎知識から史料活用まで」

books.rakuten.co.jp

This is a bu-atsui gohon.

ここ数年「レコード人気が復活!」みたいな話を聞きますね。

いま主流のレコードは、1940年代に誕生した「LPレコード」と呼ばれるもの。この本が扱うのはそれより前の時代のレコードである「SPレコード」。その歴史から保管方法まで、一冊にまとめられています。

SPレコードについての知識がこれだけまとまった本は見たことがなかったので、私はレコード沼のなかから歓喜の声を上げたのでした。

 

SPってなんじゃい?

SPレコード1800年代後半に誕生したシェラック製の円盤。蓄音機という再生装置で鑑賞します。蓄音機に耳を傾けるワンちゃんの絵が有名ですね。この絵の中で再生されているのがSPレコードです。

commons.wikimedia.org

SPレコードは大量生産に向いていたことから、「音を記録する」という人類の夢を、世界中で娯楽として楽しめるほど手軽なものにしました。

一方で収録時間が短いという弱点があり、流行歌なら片面あたり1曲分がやっと。クラシックの大作だと一曲を何枚にも分けて収録せざるを得ませんでした。

1940年代後半に、塩化ビニール製の「LP (Long Playing=長時間再生)レコード」が片面2~30分近い収録時間を可能にすると、SPレコードのシェアは減少。日本では1962年に生産が打ち切られました。

それでも、歴史的な価値を持つ録音が多く、SPレコードと蓄音機でしか出せない独特な音は今も人気があります。

この本に書いてあることの中で個人的に嬉しかったのが、戦前の日本に存在したレコード会社についての情報が様々な角度から記述されていること。レーベル(ラベル)に印刷された社名やデザインの変遷など、おおよその製造年代を推定するための情報がまとめられています。

レコードの内側に刻印された製造番号などの情報から、録音されたスタジオやテイク数などがわかる……という専門的な話も。後半に向かうにつれ専門性が上がり難しくなってきますが、レコード沼にどっぷり浸りたい人にぴったりの一冊。

あわせて読みたい上野の森にひそむSPレコードコレクション、その音色に会いに - Google Arts & Culture

 

資生堂 オイデルミン

美しいガラス瓶と透きとおったピンク色が特徴的な化粧水。
発売が開始されたのは1897(明治30)年資生堂が最初に発売した化粧品で、現在に至るまで親しまれています。

www.shiseido.co.jp


このアイテムは拭き取り化粧水。顔の油分が気になる時に、コットンに染み込ませてサッと拭き取るだけで一気にリフレッシュ。
起床後、うなじから肩甲骨にかけて、あるいは首回りを拭くのも気分がサッパリします。バラを思わせる甘酸っぱい香りがエレガント。

 

無印良品のフレグランス おやすみブレンド

アールグレイでおなじみのベルガモットを中心にブレンドされたフレグランス。
ベルガモットのほろ苦い柑橘の香りのあとに、スウィートオレンジのみずみずしい香りが続きます。飽きのこない透明感のある香りです。

www.muji.com

無印のフレグランスが好きな最大の理由は、香りに人工的な強さを感じないこと。

巷には自然「っぽい」香りの香水が溢れていますが、無印のフレグランスは「自然そのものを香っている」と直感できるのです。

淡い香りですから「つけすぎちゃった!」ということが起きにくいのもありがたいところ。一度つけた香りは、体感30分もしないうちに飛んでいきます。

香りが長続きしないところは、人によって評価が分かれるかもしれません。

私が買ったのはロールオンタイプ。他にも肌に吹き付けるミストタイプが出ています。

ロールオンタイプは持ち運びしやすい容量(6ml)ですから、カバンに入れておけば、いったん香りが飛んでもすぐ塗りなおせます。出先で少し香りをつけたいな……というときに便利です。

 

松山油脂のあれやこれや

墨田区に本社がある松山油脂。厳選された原料を「釜焚き製法」という昔ながらの作り方で100時間かけて作る石鹸など、こだわりのある製品が人気。

私と松山油脂との出会いは、柚子ボディローションを手に取ったとき。

濃密柚子(ゆず)ボディローションstore.matsuyama.co.jp

手に取った瞬間「柚子っぽい」ではなく、明らかに本物の柚子の香りがしたのです。この淡い香りはしばらくすると消えていきましたが、私にとって衝撃的でした。

その後出会ったのが固形石鹸「マザーソープ ゼラニウム」。

マザーソープ ゼラニウムstore.matsuyama.co.jp

透き通った美しい色と、袋越しでもわかるフローラルな香りが購入の決め手。

マザーソープは香りがしっかりあるので、ゼラニウムとローズの香りがお風呂場いっぱいに広がります。

しっとりとした優しい洗い上がりで、肌がつっぱりにくいのも魅力。

つくりものではない、本物の香りに包まれて体を洗う幸せがここにはあります。

純米酒酒粕エキスを配合した「マザーソープ 純米酒」は、角質や皮脂が気になるときにおすすめ。洗い上がりの肌がツルっとして気持ち良いです。

マザーソープ 純米酒store.matsuyama.co.jp

 

秋冬限定でベルガモットの香りも出ていました。ベルガモットの香りが大好きだからこれも欲しいな。

【秋冬限定】マザーソープ ベルガモットstore.matsuyama.co.jp

これは買ってよかったというより、お買い物メモです。これから買います。

 

最後に

アドカレに勢いで参加したのは良いものの、「買ってよかったもの」なんてあったかな?と不安でしたが、振り返ってみたらめちゃめちゃ良いものに囲まれて生きていました。

この1年を振り返る素晴らしい機会をくださったgoma(山川海)さん、そしてめちゃくちゃな文章をここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。素敵なクリスマス&2024年を!

 

adventar.org